ユンカース Ju52
Junkers Ju52/3m
第一次大戦後の敗戦国ドイツでは航空規制の中でユンカース社は単発レシプロ輸送機Ju52を1930年に開発する。
写真をよく見ると機体の外板が洗濯板状になっているのが見える。
これは、ユンカース博士の、”波板外板は空気抵抗は増大するが、薄い板厚で十分な強度を得ることができる”という理論からの設計である。
ユンカース社は路線拡大を図っていたルフトハンザに対して、アルプス山脈越えができるようにするために2発のエンジンを増設した、3発機型のJu52/3ｍを製作する。
ルフトハンザでは1号機D-2201はベルケ号、2号機D-2202はリヒトホーフェン号と命名され、12機が定期路線に投入されている。
1939年のルフトハンザの保有機151機中、73機がJu52であった。
1935年再軍備を宣言したナチス・ドイツがJu52/3ｍを大量配備する。
空挺部隊の輸送のほかに、ユンカース式フラップの性能で時速95km/hの低速飛行ができたために、運動場の広さがあれば不整地にも離着陸ができた。ヒットラーの愛機もJu52/3ｍであった。
補給を待つ独軍将兵は「Tante-Ju」（ユーおばさん）と呼び、連合国は「Iron Annie」（鉄のアーニー）と呼んだ。
固定脚世代最後の旅客機でもある。
第2次大戦当時でも旧式化していたが、戦後もスペインなどでライセンス生産され5,000機以上が作られた。
・ユンカース ・YouTube
・Ju52
Lufthansa MuseumSinshim Manfred von Richthofen機を1/160で精密に再現。元の機体はライセンスでスペイン製作.
ヘルパ 1/160 実機はジンズハイム博物館に保存中。
コカコーラ社塗装 Official Coca-Cola LISCENSED PRODUCT
ヘルパ 1/160 1707030 絶版 製造シリアル番号60
EURASIA モデルはルフトハンザは中国政府と合弁でドイツと中国を結んだユーラシア航空を再現している。ベルリン－上海間に就航。中国のドイツの植民地に拠点を置き旅客、郵便業務に従事し日本にも飛来している。
ヘルパ 1/160 019064 絶版
エルロン全体が下がる補助フラップ機構を採用。
ヘルパ 1/160 8,400円 絶版 ”Switzerland” 019026
ヘルパ 1/160 8,400円 絶版 " Iron Annie" 019101
上のアイアン アニー号はルフトハンザがアメリカから買い戻し、1984年12月28日にハンブルグ空港に着陸する。
2年後のルフトハンザ創立60周年事業で、この機体を1936年当時のD-AQU1に再生、再び商業飛行に供する計画だった。
16ケ月の整備後の1986年4月6日に、ベルリンーテンペルホーフ号と命名された。
リストアなったju52/3ｍはヨーロッパ周遊や定期運航、1990年にはアメリカ全土で遊覧飛行を行っている。
ヘルパ 1/160 8,400円 絶版 019019
BMW132Tエンジンは米プラット＆ホイットニーのライセンス版 ３ｍはエンジン3基を表している。
スイス空軍
ヘルパ 1/400
JUNKERS Ju52/3m g7e仕様
全長18.90ｍ、全幅29.25ｍ、全高4.50ｍ、翼面積110.5㎡、機体重量6,510kg、全備重量10,990kg、最大速度265km/h（海面上）
巡航速度211km/h、上昇率3,050ｍまで17分、実用上昇限度5,490ｍ、航続距離870ｋｍ、エンジンBMW132T空冷星型9気筒×3
乗員3名、搭載兵員18名、武装7.92ｍｍ機関銃×2、13ｍｍ機関銃×1、最大爆弾搭載量455kg
